ようこそ実力至上主義の教室へ~第一巻感想~
いきなりですが
今日からポツポツと
「ようこそ実力至上主義の教室へ」を振り返りつつ感想記事を作っていきたいと思います!
知らない人に補足しておくと2017年の夏アニメとして放送され以降も原作が出続けている作品です。
アニメでは1〜3巻、4.5巻の一部をアニメ化しており
現在では11巻まで発刊されております。
アニメの続編は音沙汰ありませんが続編を動かすのに充分な量のシナリオは残っていることは一目瞭然であります。
以下、簡単な各巻の内容をまとめてみました。
(番外編は省きました)
1巻《中間試験編》
2巻《須藤暴力事件編》
3巻《特別試験前半戦・無人島編》
4巻《特別試験後半戦・豪華客船編》
5巻《特別試験・体育祭編》
6巻《特別試験・ペーパーシャッフル編》
7巻《綾小路VS龍園編》
8巻《特別試験・混合合宿編》
9巻《一之瀬VS坂柳編》
10巻《特別試験・クラス内投票》
11巻《学年末特別試験・選抜種目試験編》
今回は1巻の主な概要と感想を記していきたいと思います。ネタバレ注意!
主な目的は自分で振り返る用の記事になりそうなのですが見ていて退屈しそうなものにならないよう心がけます笑
綾小路清隆くんについて
事なかれ主義な本作の主人公。
アニメでは1話の時点から無機質というか無感情的な描かれ方をされていましたが原作の方はそうではありませんでした。
寧ろよくあるラノベ的なおバカな主人公、、
とまでは言いませんが笑
それでもアニメから入った人はすごいイメージが変わったと思います。
以下、アニメ未描写の綾小路くんの迷シーン
綾小路「悩んでるならこっちの五枚刃なんかどうだ?綺麗に剃れると思うぞ」
堀北「一体、私に何を剃れと?」
綾小路「……それはほら、顎とか脇とか、下のーー何でもありません」
いや誰やねんお前。
ちなみにこのシーンはアニメで言うところの1話目の堀北とコンビニで会うシーンです。
無料の品物を発見する下りの部分ですね!
ほぼ初対面の同級生にこんなこと言えるのはラノベ主人公って感じです笑
世間を知らない、、という後々分かるってくる伏線かもと深読みしましたがそれを加味しても言動が柔らかすぎてやっぱりアニメとのギャップを感じますね笑
(あと櫛田の水着姿に対して「ドキがムネムネだ。」とか独白してます。しんちゃんかな?)
作品の舞台について
主人公達が入学したのは「高度育成高等学校」。
全寮制で在学中は特例を除き外部との連絡を禁じているまさに監獄。
監獄といっても敷地内にはカラオケやシアタールーム、カフェにブティックなど小さな街があります。
読み進めていくとショッピングモールなんかもあるっぽいです。そんな広大な敷地は60万平米。
更に希望する進学先や就職先への内定率100パーセント。
加えて学校側から毎月10万円分のポイントが振り込まれます。
監獄じゃねぇ、楽園だわこりゃ。
ここから重要なんですが、Sシステムについてです。
さっき触れた10万ポイントを振り込まれるのは学生証カード。
このカードで施設内のものを購入出来ます。
何でも買えます。
それをSシステムと呼び主人公の綾小路くん擁するDクラスは入学早々遊び呆けます。
湯水のように散財の限りを尽くします。
そこまでは良いものの、その緩み切った態度は学校生活にも現れます。
遅刻はするし授業中に携帯触るしで授業態度は最悪です。
結果何が起きたかと言うと…
毎月振り込まれるはずだった10万ポイントが全て吐き出され、翌月の5月初日にDクラスへ学校から振り込まれるポイントは0になりました。
遅刻、欠席が98回。
授業中の私語や携帯を触った回数は391回。
すべて記録されておりそれらを含めたクラスの成績が毎月の学校から支給されるポイントに反映されるのです。
ちなみに入学からひと月の各クラスのポイントは
Aクラスが940、Bクラスが650、Cクラスが490になってます。
この数値が今のところ毎月学校から支給されるポイントになります。
Aクラスだと9万4千円、Bだと6万5千円って感じですね。
ちなみにこれをクラスポイントと呼び、各生徒が保有するポイントをプライベートポイントと呼びます。
……しかしこうして読み返してみると最初の段階で各クラスのキーマンがしっかりと常識から逸脱した授業態度をしないようにクラスをまとめてたんですね。
あの問題児集団のCクラスでさえ490もあるんですから笑
ちなみにこの学校のクラス分けですがAから順に優秀な生徒が4つに振り分けられます。
よってDクラスが一番優秀でないクラスということになります。
それでもDクラスには入試三位の成績を誇る堀北が在籍してたり他にも成績に関しては優秀な生徒がチラホラいるのを見る限り成績だけがクラス分けの基準になってるわけでは無いのです。
Dクラスに振り分けられてしまった生徒は皆、何かしらの爆弾を抱えてるということです。
こういう事実が見えてくるのは面白いですよね。
先が気になるというか。
クラスではみんなを取りまとめるリーダーの平田くんや
男女に分け隔てなく接するクラスの人気者の櫛田さんにもDクラス入りの何かがあるっていうのを暗に示しているのがとても魅力的です。
そんなDクラス担任の茶柱先生から伝えられたのは定期テストの成績次第で退学の処置を取られるということでした。
よくある赤点ライン以下の生徒に対する補習処置をそのまま退学に置き換えた形です。
さてさて大変。
中間テストは3週間と迫ってきています。
第一巻はそんな中間テストを乗り切るお話です。
……と、文章にしてみれば退屈そうなストーリーではありますが学力が無く次の中間テストで落ちそうな問題児の須藤、池、山内は櫛田の提案した勉強会をパス。
勉強会を取り仕切る堀北も堀北でやる気のない人達の事なんか知らないとクラスがバラバラに。
早くも闇が零れる櫛田さんwww
バレるのはえーーーーーよwww
クラスがまとまらない事を受け、夜に一人で物に当たる櫛田さんを目撃してしまう綾小路くんwww
今見た事を誰かに言ったらレイプされたって言いふらしてやる、なんて脅迫してきた櫛田さん。
原作では挿絵がありましたがまだ可愛らしさが残ってました。
よく見ると頬に照れを表現する斜線とかもうっすら描かれていますね。可愛い。
アニメだと声優さんの演技も相まってくっそ怖いんですが。
ちょっと興奮した人、前に出なさい。
オレは天使の櫛田さん派です。
少しずつ有能を発揮する綾小路くん
話を戻しまして、綾小路くんは裏で櫛田さんと共に少ないポイントを使い上級生から中間テストの過去問を買います。
この学校で買えないものはありません。
交渉次第でこのような売買も成立することに綾小路くんは気づきます。
堀北にも退学者が出たクラスに対するデメリットの可能性をチラつかせて諦めていた赤点組にへの勉強会の再起へと向き合わせます。
衝突していた堀北と須藤の蟠りも解け、いい感じに次の中間テストへ挑むことになるのです。
須藤赤点
いや赤点なるんかーーーーーい!!
堀北の勉強会や櫛田の過去問を使い赤点に足を突っ込まないように対策してきた結果、須藤の英語が1点足りずに赤点ラインに片足を突っ込んでしまっていました。
茶柱先生から突きつけられる退学の言葉。
その事実は揺るぎなく、入学早々須藤くんは退学を言い渡されてしまいます。
退学撤回の一手
一通り最新刊まで読み終えた僕の感想の一つとしてこの作品の面白いところって「もうだめだーこんな試験無理だよー」って状況で主人公が裏で策略の限りを尽くして何とかしてしまうシナリオ展開にあります。
よくラノベで見られる俺TUEEEE展開とは違い
自分では無い他人を上手く使い、その他人を隠れ蓑にして成功を修める手段は個人的にはとても格好よく魅力的です。
今回で言うところの過去問入手は櫛田を使い、須藤の退学処分を堀北を隠れ蓑にして退学処置を取り下げてしまうのです。
一体どうやって??
綾小路くんは須藤の取りこぼした英語の1点を売ってくださいと先生に一言お願いします。
目を丸くする先生ですが綾小路くんの提案を受け入れます。
1点の売値は10万ポイント。
綾小路くんを追ってきた堀北と割り勘して何とか須藤の退学を取り消すことに成功するのです。
……と、ここまでが一巻でありアニメで言うところの3話までの内容です。
今後のエピソードで鍵になってくるのはやはりポイントさえあれば学校の中の物を何でも買えるということですね。
主要キャラの紹介エピソードとしても申し分ないシナリオでした。
冒頭はキツい性格だった堀北も自分のDクラス入りを受け止めクラスの為に勉強会を開いたり、中間テストでは英語に不安を抱いていた須藤を思ってわざと英語の点数をギリギリまで抑えて平均点を下げ、赤点のハードルを低くなるよう測っていたりと最初の印象からだいぶ良くなった感じです。
一番の驚愕は櫛田さんの裏でしたが、彼女の存在は5巻から大きくクラスに影響を与えることになりますが、それはまだ先のお話。
しかしアニメでの中間試験編ではこの作品の面白さをとても上手く表現していました。
特に2話の終盤です。
僕はあの2話を見てこの作品に興味を持ちました。
アマゾンプライムでは「ようこそ実力至上主義の教室へ」が全話見れます!!
続く2巻のまとめも近日に投稿しますのでよろしくお願いします。
第一巻落書き
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